フジミドリシジミ

北海道(南端部)、本州、四国、九州に分布。
年に1回、5~7月に発生。
冷温帯・暖温帯落葉広葉樹林に生息する森林性シジミチョウ(ゼフィルス)、山間地の食樹のブナが自生する樹林で見られる。
山地のブナ林の高い梢上を夕刻チラチラ飛ぶ姿を見上げて、撮影は難しい思っていたが、東京都下の有名山地が好撮影場所として知られており、ここで目線下のブナ樹冠上の個体を撮影する事が出来た。
他所では撮影したことがなかったが、都下の別の山地へハイキングの折、幸運にも産卵中のメスに遭遇出来た。持参したのはコンデジだったのが悔やまれる。
オスの翅表の外縁黒帯が幅が暖地に向かうに従い広くなる傾向があり、特に九州産の個体は顕著(九州亜種とする説、連続変異とする説あり)なので、是非撮影この個体の機会を持ちたいと思っている。